村下孝蔵「踊り子」ギター弾き語りポイント解説!危険な恋のふらつきを表現する!

ライムちゃん

出たーーー神曲!これの本人の弾き語り演奏の動画やばいよな!

たけちゃん

あれは神業だよー!一般人には無理だから、ピックで弾けるように簡単アレンジしたからぜひやってみてよ!

例の神業動画がこちら村下孝蔵「踊り子」弾き語り

ということで今回は村下孝蔵さんの「踊り子」の弾き語りポイントを解説します。

カポタストを1フレットにつけることで原曲キーになります。カポを持ってない方はAmazonなどで安く買えますから買っちゃいましょう。

楽譜を作って分析することで、不健全で危険な恋を表現するために色々な工夫が張り巡らされた曲ということがわかりましたので、シェアしていきたいと思います。

YouTubeチャンネルに解説動画がありますので参考にしてみてください。

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イントロ

イントロのコード進行

| Em | Em | Em | Em |

| Em | Em | Em | Em |

イントロのポイント

ライムちゃん

Emばっかりやんけー!

たけちゃん

コードは同じだけど、フレーズは違うし、ミュートや強弱をうまく使って”はじまり感”を上手に演出しないといけないよ〜!

村下さんの弾き語り動画ではエゲツないフィンガーピッキングでベースとコードを同時に弾いていますが、僕のアレンジではピックでベースを弾く簡単アレンジにしていますのでご安心を。

最初のオクターブフレーズはいいのですが、次のフレーズが結構練習しないと難しいです。

開放弦を交えるフレーズは弾く弦を間違えないように注意が必要です。

今この弦を弾くのだという意識を明確に持って練習しましょう。

それから楽譜に出てくる小節の二重線に:みたいな区切りのある記号、これは囲まれた小節を2回演奏しなさいという意味の反復記号です。

繰り返し記号を覚えよう

ここでは囲まれた小節が2小節でわかりやすいですが、1番と2番の繋がりの部分にも同じ反復記号が出てきますから、どこに戻ればいいかを把握しておきましょう。

Aメロ

Aメロのコード進行

| Em | Am | D7 | G |

| C | Am | F#7 | B7 |

| Em | Am | D7 | G |

| C | Am | F#7 | B7 |

Aメロのポイント

”行き止まりの恋”という歌詞からもわかる通り、おそらく不倫なのか不健全な恋愛をしているようですね。

いつ転んでもおかしくない恋愛を「踊り子」に例えて表現しています。

踊り繋がりでフラメンコっぽいコード進行でもありますね。

ストロークのリズム、コードともにシンプルなので演奏するのは簡単です。

”いつまでも”のところ、い↑いつまでも、とスラーを意識して歌うことがポイントになります。

スラーとは音と音を発音し直さず滑らかに繋ぐことを言います。下記の画像の”いーつ”のところ、曲線が書かれていますね。これがスラーの記号です。

スラーを意識しよう

スラーがあるとないとでは哀愁度合いが変わってきますので、楽譜をよく見て原曲をよく聴いてメロディーを歌いましょう。

スラーについては栄光の架橋でも詳しく解説していますのでそちらもぜひ!

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サビ

サビのコード進行

| Em | B7 | E7 | Am | 

| D | G | F#7 | B7 |

| Em | B7 | E7 | Am | 

| D | G | F#7 B7 |

サビのポイント

”つま先で立ったまま”のメロディーが半音ずつ動いてフラフラした様子を表現しています。

”愛してきた”の「きた」の部分ですが、き↑い↓い↓た というふうに音程をあえてふらつかせて歌われていますね。

これもまたギリギリのところでなんとかバランスを保っている、いつ転んでもおかしくない危険な恋を表現しているのでしょう。

全体的に”7”コードが多く、ずっと緊張感の高い状態が続く曲であることにも着目しましょう。

マイナー調と多用されるセブンスコードがなんとも怪しい雰囲気を作っています。

間奏

間奏のコード進行

| Em | Am | D7sus4 D7 | Gsus4 G |

| CM7 | Am/F# | B7 |

間奏のポイント

16音符がたくさん入ってきて少し難しいフレーズになります。

動画の方でゆっくり演奏しているパートがありますから、それをよくみてコピーしてみてください。

アコギの音色の良さが存分に発揮された素晴らしいフレーズですので、弾けるようになるとかっこいいですよ!

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おわりに

ライムちゃん

ただ聴いてても神曲だけど、メロディーや歌い方でもフラフラした踊り子を表現してたんだな…。すごい…。

たけちゃん

曲の作り込みがすごいよね。隅々まで抜かりなく危険な恋を表現しているね。あと村下孝蔵さんギターうますぎぃ!

日本の音楽史の中でもトップクラスの名曲だと思います。

分析してみても、無駄なく不足なく表現技法が散りばめられていて、それゆえの歌の”説得力”を感じられました。

この曲を聴いたことがないという方も、ぜひ一度聴いてみてください。

村下孝蔵「踊り子」

「踊り子」の音楽データはこちら!

では最後まで読んでいただきありがとうございました〜。

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