なんとなんと、今はネット回線引いてるスタジオがあって、そこから生ドラムで参加できちゃうんだよー!!
YAMAHAが提供する無料のオンラインセッションアプリです。2020年6月に発表されました。自宅に居ながら低遅延、高音質でバンド演奏ができちゃいます。
最近またセッションを録音しました!東京事変の群青日和です!
生ドラムになってよりバンド演奏感が増してきました。ぜひ動画を見てみてください。
前回はオンラインセッションでコミュニケーションを取るために必須なマイク・ヘッドフォン編でした。
今回はSYNCROOMで最も参加するのが難しい、ドラムについて解説していきます。
スタジオでどうすればオンラインバンドができるの?という疑問から、必要な機材まで答えていきますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
この記事でわかること
- ネット回線接続に対応しているスタジオ
- スタジオの生ドラムをSYNCROOMに接続する方法
- スタジオに持っていく機材
- 自宅から電子ドラムで参加する方法
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目次
①ネット回線接続に対応しているスタジオとは?
音楽スタジオならどこでもオンラインセッションができるわけではありません。
有線LAN接続対応のスタジオに入らなければなりませんので、紹介します。
都内ならココ!サウンドスタジオノア(SOUND STUDIO NOAH)
都内を中心に25店舗も展開しているネット回線付スタジオです。
どの店舗も駅から徒歩圏内にあり、とてもアクセスしやすいですね。
楽器はもちろんのこと、オーディオインターフェースも100円ほどでレンタルできますので、音楽機材を持っていない人でもすぐにSYNCROOMに参入できますよ!
新潟県内ならココ!柳都STUDIO
僕は新潟県出身なのですが、こちらにもオンラインスタジオが出来ております。
意外と地方のスタジオも有線LAN接続に対応しているとこが増えてきておりますので、検索してみてはいかがでしょうか?
ネット予約も可能で手軽に利用できますよ。
これらのスタジオには有線LANの接続ポートが部屋についており、そこからLANケーブルをパソコンに接続することでインターネットに接続できます。
もちろんLANケーブルは無料で使うことができますよ。
②生ドラムをSYNCROOMに接続する方法
ドラムって生楽器じゃん?どうやって音をパソコンに送るの?
ドラムの音をマイクで拾うんだよ〜!そしてそのマイクをオーディオインターフェースに繋ぎます。
マイクの接続に関してはオーディオインターフェース編をご覧ください
マイク1本で音を拾う場合(推奨)
上記の画像のように、ドラムセットから1.5mほど離したところにマイクを上から当てると1本でも良い音で録れます。
スタジオが狭くドラムから奥行きが1.5mも取れないというときは、ドラムセットの椅子の後ろにマイクスタンドを立て、同じようにマイクを上から当てましょう。
シンバルからある程度距離を取りつつ、マイクを上から当てることがポイントになります。
シンバルとマイクが近すぎると、耳が痛くなっちゃうシャリシャリ音が入ってしまうのです。
最初に貼った群青日和の音源もこの方法で録音したんですよ!ライブ音源として十分なクオリティだと思います。
この時使用するマイクとしておすすめなのが、SHUREのSM57というマイクです。
通称「ゴーナナ」と呼ばれています。
楽器の音を集音するのに適したマイクで、音響現場で必ず1回は目にする定番マイクです。
もちろん持っていなければ、スタジオに常設されているSM58でも十分な音になります。
マイク複数本で音を拾う場合(マニア向け)
ZOOMというメーカーのMTR(マルチトラックレコーダー)を使用する方法を紹介します。
MTRとは以下の画像のような、複数のマイクや楽器を個別に同時録音できる機材のことを言います。
モデルによって8、16、24トラックを同時録音でき、オーディオインターフェース機能も内蔵しているのでSYNCROOMに音を直接送ることができるのです。
マイクの本数には限りがあると思いますので、集音するドラムの各パーツの優先順位を紹介します。
- 全体を録るトップの一本
- バスドラム
- スネアドラム
- ハイハット
- フロアタム
- ロータム、ハイタム
- ライドシンバル
画像で表すと以下のようになります。
トップ、バスドラム、スネアを個別に録ることができれば、ドラムの音源としては申し分ないレベルになります。
そのほかの④〜⑦に関しては、素人からすれば誤差レベルです。
SYNCROOMやLive配信をやる方へのおすすめ機材は「ZOOM Live Trak L-8」です。
通常のオーディオインターフェースはINPUTが2個のものがほとんですが、これは8個インプットがあります。
またミキサーですので、各トラックの音量調節も直感的に簡単にできますね。
しかも電池駆動します。ドラムの各パーツを個別に録るなら最適な機材だと思います。
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③スタジオに持っていく機材(SYNCROOM、ZOOM)
SYNCROOMに接続するために必要な機材
マイクはスタジオにあるし、とりあえずパソコンとオーディオインターフェースとヘッドフォンだけ持ってけば良いのかな?
そうだね。オーディオインターフェースやヘッドフォンをレンタルできるスタジオなら、パソコンだけでOK!
これは上で紹介したスタジオノアでレンタルできる機材の一部ですが、このように1時間単位で借りることができます。
SM57やヘッドフォンなら無料でレンタルできますし、ほんとにパソコンだけ持っていけばSYNCROOMにドラムで参戦できちゃいますね。
スタジオによってレンタルできる機材が変わりますから、必ず一度問い合わせをしてから利用するようにしてください。
ZOOMに接続するために必要な機材
有線LAN接続編でも紹介しましたが、やっぱりZOOMで映像も共有することがオンラインセッションをさらに楽しむ秘訣です。
ドラムの椅子に座りながらSYNCROOMの接続をやりながらZOOMでカメラアングルを気にしつつ…。かなり難しいし、なんだか煩わしいですよね。
そんな時は、ZOOMをスマホでやっちゃいましょう!
なんと今はスマホアプリでZOOMに参戦できちゃうのです!
あとはスマホを三脚で固定すれば、ストレスなくオンラインセッションに参加できるでしょう!
スマホ固定用のアタッチメントがついている三脚で、重量も軽いのでとてもおすすめですよ!
ソフトケースもついているので持ち運びも簡単です。
④番外編:自宅から電子ドラムで参加する方法
電子ドラムとはいえアパートとかだと絶対振動でうるさいよね…。
振動の大きな原因はバスドラム。それをペダルではなくスイッチタイプにした商品があるんだよ〜。
それがこちら。
超コンパクトな電子ドラム。
オーディオアウトプットがついていますので、そこからオーディオインターフェースに繋げることができます。
商品ページにある紹介動画を見るとわかりますが、意外にもかなり良い音を鳴らすことができます。
さらに叩く強さによって強弱も付けられるので、最低限の機能は付いている電子ドラムキットなのではないでしょうか。
振動とスペースの問題をクリアした商品ですので、スタジオに行くのがめんどいって方はこちらでSYNCROOMに参加しても楽しめると思いますよ!
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おわりに
- 有線LAN対応スタジオを利用する
- マイクで拾った音をオーディオインターフェースに送る
- スタジオには最低パソコン、スマホ、三脚を持っていけばOK
- 自宅でやる場合は低振動の電子ドラムで参加
ドラムっていろいろ大変な楽器だな。
そうだね。バンドをやる上で1番ネックになるのがドラムだね。ただドラマーって人口が少ない分本当に重宝されるんだよ〜。
ドラムって色んなバンドから引っ張りだこになる、素晴らしい楽器だと思います。
ドラムが巧い上にオンラインセッションにも参加できるとなると、日本全国でもかなり貴重な存在になれるのではないでしょうか。
練習環境や騒音問題などクリアすべき課題はたくさんありますが、ドラマーの方もぜひオンラインセッションに参加してみましょう!
それではまた!
さすがにスタジオから生ドラムでオンラインセッションって無理?