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一口にマイクと言っても色々あるからね〜。まずは大きく分けて2種類のマイクがあることを理解するといいよ!
YAMAHAが提供する無料のオンラインセッションアプリです。2020年6月に発表されました。自宅に居ながら低遅延、高音質でバンド演奏ができちゃいます。
前回はパソコン上に音を取り込むために必須な機材であるオーディオインターフェース編でした。
今回はこれまたオンラインセッションに必要であるマイク・ヘッドフォン編です!
なんでマイクとヘッドフォンが要るの?という疑問から、マイクの種類の説明、おすすめのマイクの紹介までやっていきます。
この記事でわかること
- シンクルームでマイクとヘッドフォンが必要な理由
- ダイナミックマイクとコンデンサマイクの違い
- おすすめのマイク
- おすすめのヘッドフォン
同内容の動画も作成しましたので、文字だけではわかりづらいと言う方はこちらもご覧ください。
それからまた新しくデジモンのButter-flyを録音しました。
こんな感じで超高音質でセッションできます。
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目次
①シンクルームになぜマイクとヘッドフォンが必要なの?
マイク
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ボーカルの人であれば歌うためにマイクが必須なのは当然ですよね。
歌わない人も、コミュニケーションのためにマイクはあったほうが絶対に楽しいです。
なぜならSYNCROOMはセッションが楽しいのはもちろんですが、人と会話するのが何より楽しいからです。
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ZOOMも繋ぐからそっちで会話すればいいんじゃないの?
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楽器を弾きながらだとパソコンから距離があって音量が小さくなりがちなんだよね。ストレスなく意思疎通するにはやっぱりマイクで音を拾った方がいいよ。
またZOOMで音声のやりとりをすると、SYNCROOMの音とZOOMの音が二重になって聞こえてきたりするので、ZOOMの音声は完全に消音することが望ましいです。
音はSYNCROOM、映像はZOOMというように、完全に分けることが快適なセッションを実現するための秘訣です。
もちろん会話のためだけのマイクであれば、そんなに高価なものを買う必要はありません。
HARD-OFFで売ってる安いマイクで十分です。
ヘッドフォン
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こちらはセッション中の音を自分の耳で聴くために必ず必要になります。
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スピーカーではダメなの?
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スピーカーから出た音をまたマイクが拾ってSYNCROOM内で音が無限ループしてしまうんだ。こういう現象を”ハウリング”と言うよ。
ハウリングって良く聞きますけど、マイクで音を拾う→アンプで音を増幅する→スピーカーから出力→スピーカーの音をマイクで拾う(以下無限ループ)。
という現象のことを言います。
これが「キイイイーン!」というあの不快な音を出してしまうのです。
ヘッドフォンは自分の耳に届くバンドセッションの音質に直結しますから、ある程度良いものを買った方がいいです。
音質の良し悪しが「セッション気持ちええー!」の感覚を左右しますからここはこだわりましょう。
②ダイナミックマイクとコンデンサマイクの違い
マイクは大きく分けて「ダイナミックマイク」と「コンデンサマイク」の2種類があります。
音を感知する仕組みの違いによって分けられるのですが、今回は単純な性能のみに着目します。
それぞれに一長一短ありますから、ご自分の求めるレベルに応じて選びましょう。
ダイナミックマイク
一般的に「マイク」という言葉を聞くと、大体こちらを想像すると思います。
スタジオやライブハウスでよく目にするコレです。
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ダイナミックマイクの特徴はなんといっても耐久性!値段の安さ!ハウリングしにくい!
この3つがダイナミックマイクの良いところです。
スタジオやライブハウスはボーカルの声だけでなく、ギターやドラムの音も鳴っていますよね。
そういう他の楽器の音を拾わないよう、集音する範囲が狭いのも特徴です。
音を拾う感度が低いので、音質はそこそこといったところ(決して聴くに堪えない悪い音質ではございません)。
シンクルームや練習用でのみの用途であれば、ダイナミックマイクで事足りるでしょう。
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手が滑ってマイクを落としてしまったーーー!!(焦)
なんてことがあっても何事もなかったかのように機能してくれます。
コンデンサマイク
こちらは少し特殊なマイクになります。
スピーチやバンド練習で使用される事はまずありません。
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なんかマイクの前にガードが付いていて、プロ歌手がレコーディングするとき使うアレです。
最大の特徴はなんといっても音質が神!!
よく「音の解像度が高い」と表現しますが、ほんとーに艶やかでキラキラした音質で録音できるんですよ。
感度が非常に良く、部屋で使っていても外の虫の鳴き声すらも拾ってしまうレベルです笑
その分繊細で耐久性は×、値段は高い、さらに外部電源が必要になるという手が掛かるマイクです。
この外部電源のことを「ファンタム電源」と言います。
ミキサーやオーディオインターフェースに「48V」と書かれたボタンが付いているものがありますが、これはコンデンサマイクに使用するものだったんですね。
プロレベルのクオリティで録音したい方は、こちらを選ぶといいでしょう。
マイクの違いまとめ
それぞれのマイクのメリット、デメリットを表にしました。
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コスパ、取り回しのしやすさのダイナミックか、音質に全振りしたコンデンサか。
ちなみに僕はレコーディングもするので、コンデンサマイクを使っています。
というか音質がレベチすぎてもうダイナミックマイクには戻れなくなりました笑
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おすすめのマイク
おすすめのダイナミックマイク
SHURE BETA58A
僕が最もおすすめするダイナミックマイクです。
後述するSM58の上位互換モデルで、ダイナミックマイクの中でもかなり高音質です。
少し青みがかったメタリックなデザインも最高です。
スタジオ練習で使っても、SM58と比べ音の抜け具合が全然違いますね。
ボーカル専門の方ならば、買って損する事はないでしょう。
SHURE SM58
定番中の定番。通称「ゴッパー」と言います。
先程のBETA58Aに比べて5000円ほど安いですが、性能は十分です。
ギターを弾きながらコーラスをする程度であれば、ゴッパーで事足りますね。
スタジオとかでかなーり古い「これ20年くらい経ってるんじゃないの?」ってレベルの汚い状態でも普通に動作するあたり、耐久性やばいです笑
CUSTOM TRY CM-2000
こちらはボーカル用というよりも会話用です。
HARD-OFFにも売ってます。
リンクをクリックした後、XLRケーブル(3m)のものを選ぶと良いでしょう。
オーディオインターフェースに繋ぐ場合、フォンケーブルではなくXLRケーブルでないと繋げないからです。
この価格帯なのに見た目はだいぶ高級感あるのがいいですね。
おすすめのコンデンサマイク
AKG C214
AKGというメーカーなのですが、通称”アカゲ”と呼ばれています。
僕もこのコンデンサマイクを愛用しているのですが、音質がほんとーに神ががって良い!
この値段でこの音質ならば、コスパは最強クラスですね。
しかもこんな高級感あふれるケースまで付いてきます!
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仕事柄転勤が多いので、引越しの時もこのケースに入れれば安心です。
ちょっとスタジオでレコーディングしたい!なんて時も持ち運びが楽ですね。
中もめっちゃ綿が入ってます。
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その他マイク用品
マイクスタンド
一般的なマイクスタンドは自宅で使うならはっきり言ってやめておいた方がいいです。
![](https://takechanmusic.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_7498-1024x768.jpeg)
スピーカーやらギタースタンドがごちゃついてるところに更にマイクスタンドが来ようものなら…
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まじで邪魔くせーーー!
ってなっちゃいます。
そこでおすすめなのがこのクランプ式のマイクスタンド。
これでコンデンサマイクをセットすると…
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このようにとてもスッキリします。
伸縮自在、旋回も容易なので、卓上で使うのなら絶対にコチラがおすすめです!
ちなみにマイクの前についてるやつを「ポップガード」といいます。
パ行やサ行を発音するとき、コンデンサマイクで録音すると結構耳障りなノイズになってしまうんですよね。
そういった「ポップノイズ」を防いでくれます。
スタンドを買うと付属で付いてきますので、さらにお得ですよ。
マイクケーブル
CANARE(カナレ)というメーカーで、ケーブル系の定番メーカーになります。
音質はそのままに、何年使ってても断線などが起きない素晴らしいケーブルです。
質感もしっかり高級感がありますし、これを買っとけば間違い無いです。
マイクだけ買ってもマイクケーブルがないと始まりませんからね笑
おすすめのヘッドフォン
SONY MDR-CD900ST
こちらも定番中の定番。
レコーディングスタジオに必ずと言っていいほど1個はあるやつです。
モニターヘッドフォンというやつでして、音楽鑑賞用ではなくエンジニアが音を1つ1つ聞き分けるように作られています。
なので音の分離がよく、各楽器の音が聞き分けやすいヘッドフォンになります。
SYNCROOMでも最高ですが、DTMで音楽制作もやりたいなんて方はこちらを選ぶといいでしょう。
僕も10年以上使っていますが、全く故障もなく耐久性も抜群です。
定番は定番たる所以がありますから、迷ったらコレですね。
SONY MDR-7506
こちらもモニターヘッドフォンです。
MDR-CD900STと比べて音の分離は劣るものの、高音のキツさが緩和され、長時間聴いてていても耳が疲れにくいです。
低音も豊かで、音楽鑑賞にも音楽制作にも使える万能タイプのヘッドフォンです。
ジャックもピンジャックとフォンジャックを切り替えられるため、幅広い音楽機器に使えます。
SYNCROOMだけでなく普段の音楽聴くのにも使いたい!という方はこちらがおすすめです。
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おわりに
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なんか値段の高いものばっかり紹介してない…?
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これ買っとけば間違いない!ってものしか勧められなくてね…。その代わり10年以上壊れず飽きずに使えるものばかりだから、本当におすすめだよ。
コロナ禍でバンド練習やライブが思うようにできない昨今において、SYNCROOMは救世主とも言えるアプリです。
「昔のバンド仲間ともう一度セッションしたい」「音楽を通じてたくさんの人と会話したい」という望みを、こんなに簡単に叶えてくれるものはありません。
住む場所にとらわれず一緒にセッションを楽しんでみませんか!
Let’s オンラインセッション!それではまた!
シンクルームで気持ちよく歌いたいんだけど、どんなマイク買えばいいの?