それぞれの楽器に特徴があるから、まずはギターの分類から詳しく解説していくよ。
これからギターを始めたいけど、どのギター買ったらいいかわからん!って人は必見です。
僕はこれまでエレキギター、フォークギター、クラシックギターとたくさんの種類のギターを弾いてきました。
分類や特徴、どのギターを買うべきかについて解説していきます!
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目次
ギターの分類
一口にギターと言っても…
こんなのだったり
色々あってなんだかよくわからないですね。
こちらの画像をご覧ください。
エレキの特徴、アコギの特徴についてそれぞれ見ていきましょう。
エレキギターの特徴、分類
エレキギターはアコースティックギターと違って、弦の生音はかなり小さい音です。
ピックアップというパーツで弦の振動を電気信号に変え、その信号をアンプで増幅することで大きな音を出しています。
上の図の通り、エレキギターは大きく分けて「ソリッド」、「セミアコ」、「フルアコ」に分類できますので順に解説します。
ソリッドギター
いわゆる”エレキ”と呼ばれるギターです。
「ソリッド」とは「中身が詰まっている」という意味で、中に空洞が空いてないということを指します。
前述の通り弦の振動を電気信号に変えて音を出しますが、それならボディ自体が鳴る必要はないよね、ということで空洞ではなく中身の詰まった木材を使用しています。
世の中のほとんどのギタリストがこのエレキギターの中の「ソリッドギター」を弾いています。
かの有名なギター、フェンダーのストラトキャスター
やギブソンのレスポールなんかもこれに該当します。
セミアコ
これはボディの半分くらいが空洞になっているギターのことを言います。
代表的な機種にギブソンのES-335というギターがあります。
ボディは薄いですがサイズは大きいです。
後述するフルアコと比較するとハウリングしにくい、だけどホロウ(空洞)ボディの太く甘いサウンドも出せるというのが特徴。
ソリッドとフルアコの中間に位置するようなギターと言えますね。
フルアコ
これはボディの全てが空洞になっているギターです。
そのため非常に太く甘いJAZZサウンドが特徴で、歪ませるのはNG。ハウリングしまくるから。
JAZZ専用機と言ってもよく、ボディもデカく分厚いため、初心者にはオススメできませんね。
セミアコ、フルアコはアコースティックギターではありません!分類図の通り、エレキギターの中の一種ですので初心者の方は注意!
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アコースティックギターの特徴、分類
弾き語りといえばコレ!アコギです。
大きく分けるとスチール弦を張るフォークギター、ナイロン弦を張るクラシック(ガット)ギターの2つに分類されます。
フォークギター
最もポピュラーなアコギ。
ギター買ったけど全然弾いてない…って人のほとんどがフォークギターであることも有名ですね(?)
最大の特徴は弦がスチール(鉄)弦であること。
ネックの幅が狭く、どちらかというとピックでコードをジャカジャカかき鳴らす奏法が一般的です。
右手は比較的簡単ですが、鉄弦であるため弦の張力(テンション)が高く、左手の押弦に少し力が必要になります。
スチール弦のメリット
なんと言ってもチューニングがズレにくい!ことです。
ナイロン弦はチューニングが安定するまで1ヶ月とかがザラですが、スチール弦は2日くらいで安定します。
それから弦交換がナイロン弦に比べると楽。
そういう意味でも最も初心者向けなのがフォークギターであることも頷けますね。
奏法もそうですが、メンテナンスのめんどくささも初心者が挫折するポイントになりますので。
スチール弦のデメリット
鉄という硬い素材の弦なので、指先のダメージが大きいことです。
熟練者でも1、2時間弾いていると痛くなってきます。
クラシック(ガット)ギター
左膝にギターを乗せてポロンポロンと弾くイメージのある、優しい音色が特徴のギターです。
特徴はその音色と弦がナイロン弦であることです。
スチールよりも柔らかい素材のため押弦に必要な力は少ないですが、その分弦の振動幅が大きくなるためどうしてもネックが太くなってしまいます。
フォークギターを弾きなれた人は「ネックふっと!無理!」となってしまうくらい感覚には違いがありますね。
奏法としては指弾きアルペジオが一般的で、ピックで弾いている人は見たことないです。
コード弾きよりアルペジオの方が技術的には当然難しいので、あまり初心者向けではないかも。
「憧れのアーティストがこれを使っている!」とか「フォーク飽きた、そろそろ新しい領域を開拓したい!」という人にオススメです。
クラシックギターのことをガットギターとも呼びます。ガットとは羊の腸(gut)という意味で、ナイロン弦が開発されるまではガット弦を使用していました(現在もガット弦を使うマニアックな人も居る)。それに由来しているのですね〜。
ナイロン弦のメリット
なんといってもその優しく繊細な音色。
スチール弦は途中でうるさく感じることもありますが、ナイロン弦はずっと聴いていられます。
それから弦が柔らかいので、指先のダメージが少ないこともとてもいいことです。
ナイロン弦のデメリット
チューニングが不安定。これに尽きます。
柔らかく繊細な分、部屋の温度と湿度に敏感に反応してチューニングが狂います笑
また弦が伸び切るまでに2週間〜1ヶ月くらいかかるため、それまでは弾く前の入念なチューニングが必要ですね。
スチール弦とナイロン弦のメリットデメリットは表裏一体ということか。
まとめてくれてありがとう。2つの比較なので、当然そうなるよね。
エレアコ、エレガット
これはフォークギター、クラシックギターにマイク、プリアンプを内蔵してシールドケーブルを介して音響機器に接続できるようにしたアコギのことを言います。
クラシックギターに関してはエレガットと呼びます。エレガットも広義の意味ではエレアコなのですが、わかりやすく区別するためにそう呼ぶのが一般的。
ライブの大音量で演奏できるのはもちろん、パソコンでライン録音する際にも使えます。
生楽器に細工を施しただけですので、当然生楽器としても使えるので最も汎用性が高い楽器と言えますね。
最初からこれさえ買っておけば全て事足りるじゃないか!と思いますが、当然生楽器にはないデメリットも存在します。
デメリット
ギターの中にマイクを仕込む分、生鳴りの音というのはやはり劣化してしまいます。
それからマイクやプリアンプ分の重さが加わりますので楽器全体が重くなります。
そして当然マイクやプリアンプの分、同じグレードの生楽器よりも値段が高くなりますね。
サイレントギター
YAMAHAから発表された、アコギの弾き味はそのままに、生鳴りがしないようにボディをフレームだけにしたギター。
空洞を通り越してハリボテですね。
しかしその見た目とは裏腹、ヘッドフォンなど音響機器に接続できる機能があり、その音は生楽器そのものです。
スチール弦タイプ、ナイロン弦タイプがそれぞれありますので、寮やアパートなど音を出せない環境に住んでる方には最適なギターです。
ライブでも使えるので、ほんとに便利です。(見た目を気にしなければ…)
このフレーム部分はバラすこともでき、持ち運びはかなりコンパクトになります↓
これはすごい…。レ○パレスに住んでても使えるやん…!
日本の住宅環境に特化した楽器だよね。そういうところはさすが国産メーカーのYAMAHAって感じだね。
初心者の楽器の選び方
まずはエレキかアコギかを選択
歪んだ「ギュイーーン!」ってカッコいい音を出したければエレキ。
しっとり弾き語りをやりたいならアコギ。
というように、まずは自分が演奏したいスタイルを想像してみましょう。
エレキならソリッド一択
初心者ならソリッドですね。セミアコ、フルアコは特殊な楽器だし、値段も高いからです。
初心者セットというものがあり、楽器本体以外に必要なピックやチューナー、アンプなどがワンセットになっている素晴らしい商品です。
とりあえず早く音を出したい人は、何も考えずこちらを買うと良いでしょう。
※サウンドハウスのリンク先のPLAYTECKがオススメ
アコギならフォークギターが無難
先述しましたが、楽器の挫折ポイントに「メンテナンスがめんどくさい」というのがあります。
弦交換だったり毎回のチューニングが短時間で終わるフォークギターは初心者向けと言えるでしょう。
こちらも初心者セットがありますのでオススメしておきます。
※サウンドハウスのリンク先のPLAYTECKがオススメ
自宅でも弾きたいけど、ライブでも弾きたいならエレアコ
エレアコはチューナーを内蔵しているものもあるので、最低限ピック、ストラップ、シールドだけ買えばライブができちゃいます。
エレアコにもお得な入門セットがありましたので紹介します。
※サウンドハウスのリンクはPLAYTECKのオススメモデルのリンクになってます(セットではなく単品なので注意)
寮やアパートに住んでいて生音を出せない人はサイレント
音を出せないけどアコギの引き味と音が欲しい!という人はこれ一択になります。
ただし値段はこれまで紹介した他の種類よりも高いので、予算とよく相談して購入するようにしてください。
憧れのアーティストと同じ種類のギターを買う
これも超オススメの選び方です。
音楽はなんと言っても楽しむのが一番。
憧れのアーティストと同じものを使えば、気分もアガるし練習も苦になりません。
僕も最近ドクターキャピタルというギタリストに憧れて、コルドバというスペインのメーカーのエレガットギターを購入しました。
クラシックギターにしては音の立ち上がりが鋭く、ハッキリした音色が特徴。
ネックも細めでかなり弾きやすく、とてもお気に入りのギターです。
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まとめ
- まずはエレキかアコギかを選ぶ
- エレキならソリッドタイプ、アコギならフォークギターがオススメ
- アコギでライブをやるならエレアコ、寮やアパートならサイレント
- 上記を踏まえつつ憧れのアーティストと同じ種類のギターを選ぶ
結局は自分がどんなスタイルでギターをやりたいか、ってのが重要ということか。
それさえ決まれば今なら初心者セットですごく安く簡単に始められるよ。
初心者のためのギター選び方講座でした!
次回はオススメのアコギ10選というテーマでやりますのでよろしくお願いします。
それではまた!
ギターってアコギやらエレキやら種類がたくさんあってどれを最初に買ったらいいかわからん…