広瀬香美流作曲術!テーマを「インコ」に決めたら、本当に作曲できました!

今回は、ウチで飼っているウロコインコ(名前はライムちゃん)をモチーフにして曲を作って行きたいと思います。Youtubeに動画をあげましたので、そちらもご視聴よろしくお願いします。

ウロコインコのライムちゃん

ウロコつながりで、秦基博さんの鱗の記事も書きましたのでそちらも是非!

弾き語りギター解説!秦基博「鱗」は究極の省エネ奏法だった!?

今まで、作曲をやりたい、やろうとは思っていたのですが、とりあえずDTMを開いてピアノで適当にコード弾いてても何も出てこない…ってことがずーっと続いていました。

そんな時、広瀬香美さんのYouTubeチャンネルで、作曲講座のようなものがあり、それを見てみると、作曲にはテーマ、目的が必要である、ということを知りました。

せっかくインコを飼っているので、その子に合うBGMをイメージすれば作曲できるのではないかと思い、今回挑戦していきたいと思います!

広瀬さんの講座に沿って、曲のイメージとなるポイントを挙げていきます。(広瀬香美様、本当にありがとうございました!)

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曲のポイント

①テーマ「ウロコインコのライムちゃん」

②BGM。歌はなし。

③リズムはミドルテンポ。ぴょんぴょんしてるイメージなので、シャッフルビート。

④明るい曲調。暗い性格の鳥を見たことがないので。

⑤メロディー楽器はオカリナ。なんか鳥の鳴き声っぽいから。

⑥キーはC。僕の持っているオカリナがC管だから。

こんなところでしょうか。コード進行は超オーソドックスな、C→F→G→Cをメインに適当にメロディーを弾いてみて、次の展開が浮かんできたら都度追加していくという感じで作曲していきたいと思います。

余談ですが、オカリナは、イタリア語で小さなガチョウという意味だそうです。元々が鳥をイメージして作られた楽器だったようですね。

作曲

ピアノで、ベースとメロディだけですが、こんな感じになりました。ぶっちゃけ「作曲」という作業はここまでです。

ピアノだけ

ベースの進行は以下の通りです。

C | F | G | C | C | F | G | C

F | C | G | C | F | C | Bm | A | F | G

なんのひねりもありませんね。ここからは、「編曲」という工程で色々いじっていきます。

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編曲

アレンジとも言います。ピアノの音をベースだけではなく、和音(コード)にしていきましょう。

テンションを加えるか、ノンダイアトニックコードを使えるか、などを検討していきます。

  • C | F | G7 | C | C | F | G7 | C
  • F | C | G | C | F | C | Bm | A | F | G

今回はシンプルに明るい曲なので、GをG7にしただけとなりました。

次にリズムやベースに使う楽器を選びます。今回はリズム楽器はカホン、ベースはチューバにしようと思います。

そしたらメロディーを録音します。オカリナも打ち込みでやってもいいのですが、せっかくなので生演奏で録りましょう。

細かいニュアンスは生演奏の方が出しやすいですしね。難しいですが…。

オカリナ、チューバ、カホン

どうでしょうか。最初のピアノだけの音源と、ガラッと曲の印象が変わりましたね。より軽く、ゆるい雰囲気になっていると思います。

ただ各パートの音量バランスとかオカリナのピッチ(音程)が不安定だったりと、まだ曲としては不備がたくさんあります。

それらを補正する、整える工程が、次のミキシングになります。

ミキシング

ミキシングでは、各パートの音量バランス、楽器や歌のピッチ補正、音の周波数(EQ、イコライザー)、音の定位(PAN、左右どちらのスピーカーからどのくらい出すか)、リバーブ(残響感)、コンプレッサーなどなど、挙げればキリがありません。

今回は、Youtuberのしーたけびーつさんという方のミキシング解説の動画が非常に分かりやすかったので、そちらを参考にさせて頂きながら、ミキシングを行いました。

イコライザーは引き算で考える、コンプレッサーの使い方、PANには左右だけでなく、中央、外側という概念があることなど、目からウロコ(ウロコインコだけに)な情報が満載の素晴らしいチャンネルです!

DTMをやる方は、絶対に見た方がいいと思います!(しーたけびーつ様、本当にありがとうございました!)

完成版

いかがでしょうか。最初の音源に比べて、聴きやすさがかなり上がったのではないでしょうか。

僕はこの工程が最も時間がかかり、突き詰めればキリがない、でもどこかで妥協しなければ…!といつも葛藤してしまいます。

でもこんなふうに元の音源に味付けをして、キレイに聴きやすい音源が完成した時は、なんとも快感ですね。

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さいごに

曲の完成まで一連の工程を見て感じたことは、感性を使う瞬間はほんの少しで、あとは打ち込み、ミキシングなど、エンジニアリングの作業の方が多いなと感じました。

DTMは言ってみたらプログラミングの音楽版のようなものです。楽器の演奏能力は必須ではありません。

動画を見て頂いた方は分かると思いますが、僕も全然上手に弾けてません。ある程度のルールに従って、このような工程でやれば誰でもできるよ、という類のものです。

音楽に対する憧れがある方、昔はピアノをやっていたけど今は…なんて人が居ましたら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

きっと、新しい自分に出会えるし、世界が広がるんじゃないかなと思います。

では最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

次回もテーマを決めて、作曲をしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。