そうそう、よく知ってるね。今回そのFIFINEさんからサンプル品をもらったから、比較しながら紹介していくよー!
コスパの良さから近年急速にユーザーが増えているFIFINEマイク。どちらも大体6000円くらいで買えます。
これまで15年以上様々なマイクに触れてきた僕の目から見ても「この音質で6000円なの!?」と驚くほどの性能でした。
マイクの接続方法、ダイナミックとコンデンサの違い、他のメーカーのマイクとも実際の録音音源で比較しながらレビューしていきますのでぜひ最後まで読んでいってください。
YouTubeにも動画をアップしてますので、詳しく知りたい方はぜひご視聴ください。
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目次
①K669CとK669Dの接続方法
マイクケーブルによる接続が必要
FIFINEといえばUSB接続のマイクの方が有名かと思いますが、これらのマイクはXLR端子ですのでマイクケーブルが必要になります。
こちらの写真の上の穴に端子が3つ付いてるのがわかるでしょうか。
このような端子のことをXLR端子と言います。
これを次の写真のようにオーディオインターフェースと接続します(赤い印のついたケーブル)。
これで接続は完了。
USB接続と比べて音が途切れるなどの心配は全くありません。安定感が抜群に良いです。
②ダイナミックマイクとコンデンサマイクの違い
マイクは大きく分けて「ダイナミックマイク」と「コンデンサマイク」の2種類があります。
音を感知する仕組みの違いによって分けられるのですが、今回は単純な性能のみに着目します。
ダイナミックマイク
一般的に「マイク」という言葉を聞くと、大体こちらを想像すると思います。
スタジオやライブハウスでよく目にするコレです。
ダイナミックマイクの特徴はなんといっても耐久性!値段の安さ!ハウリングしにくい!
この3つがダイナミックマイクの良いところです。
スタジオやライブハウスはボーカルの声だけでなく、ギターやドラムの音も鳴っていますよね。
そういう他の楽器の音を拾わないよう、集音する範囲が狭いのも特徴です。
音を拾う感度が低いので、音質はそこそこといったところ(決して聴くに堪えない悪い音質ではございません)。
手が滑ってマイクを落としてしまったーーー!!(焦)
なんてことがあっても何事もなかったかのように機能してくれます。
コンデンサマイク
こちらは少し特殊なマイクになります。
スピーチやバンド練習で使用される事はまずありません。
なんかマイクの前にガードが付いていて、プロ歌手がレコーディングするとき使うアレです。
最大の特徴はなんといっても音質が良い!!
よく「音の解像度が高い」と表現しますが、ほんとーに艶やかでキラキラした音質で録音できるんですよ。
感度が非常に良く、キーボードのカタカタ音やちょっとした物音も拾います。
その分繊細で耐久性は×、値段は高い、さらに外部電源が必要になるという手が掛かるマイクです。
この外部電源のことを「ファンタム電源」と言います。
ミキサーやオーディオインターフェースに「48V」と書かれたボタンが付いているものがありますが、これはコンデンサマイクに使用するものだったんですね。
プロレベルのクオリティで録音したい方は、こちらを選ぶといいでしょう。
マイクの違いまとめ
それぞれのマイクのメリット、デメリットを表にしました。
コスパ、取り回しのしやすさのダイナミックか、音質に全振りしたコンデンサか。
ちなみに僕はAKGのC214というコンデンサマイクを使っています。
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③K669D(ダイナミックマイク)のレビュー
構造、見た目について
まずはダイナミックマイクの方から。
届いたマイクを見てまず思ったのは、高級感溢れるその見た目!
6000円前後のマイクって大体ちゃっちいデザインで「安そう…」って使う前から思うんですが、これは数万円してもおかしくない見た目です。
結構重量感もあるしブラックカラーなので、どちらかというと男性向けのデザインだと思われます。
あと地味に嬉しいのがこれ↓
ネジの径がデフォルトで2種類ともつけられるこの構造!
普通はマイクスタンドのネジの径に合わせてアタッチメントを付けたり外したりする手間が生じるのですが、FIFINEのK669シリーズにはそれがない!
K669Dの音質
では続いて肝心の音質を聴いてみましょう。
こちらは普段僕が使っているAKGのC214(コンデンサマイク、値段は4万円ほど)と比較してみます。
流石にAKGのC214の方が音質がいいのは当たり前なのですが、6000円ほどでしかもダイナミックマイクでこの音質なら十分ではないでしょうか。
K669Dの使いどころ
音質は申し分なしですが、さすがにプロクオリティのボーカル録音に使うのは難しいと言ったところ。
なのでライブ配信や普段の練習、での使用が適していると思います。
キャノン端子→シールドジャックのケーブルを使って
このようにキーボードなどの機器に直接挿しても使えるので、練習には最適ですね。
コンデンサマイクに必要な外部電源(ファンタム電源)が不要という取り回しのしやすさがダイナミックマイクの良いところです。
④K669C(コンデンサマイク)のレビュー
構造、見た目について
構造については先ほどのK669Dと全く同じです。
見た目はK669Dがサイドフレームが4本だったのに対し、K669Cは2本のシンプルなフレーム。
それもそのはず、コンデンサマイクはこのようによく見ると中に丸い振動板がついていて、これで繊細な音の振動を拾うため、解像度の高い音を録音できるのです。
K669Cの音質
K669C(コンデンサ)ボーカル
AKG C214(コンデンサ)ボーカル
K669D(ダイナミック)ボーカル
K669Dと比較すると、高音域まで繊細に録音されているように感じますね。
AKG C214と比較すると、高音域の情報量が少なく、さすがに敵わないかなと言った印象。
それでも録音には十分使えますね。
アコギでも比較してみました。
K669C(コンデンサ)アコギ
AKG C214(コンデンサ)アコギ
高音弦の繊細さはほぼ同じですが、K669Cは低音が強めでC214に比べると全体がボヤけているような印象を受けます。
コンデンサマイクって何?とりあえず1回使ってみないとわからん!っていう人の入門用としてこれほど最適なものはありません。
K669Cの使いどころ
駆け出しDTMerのボーカル、アコギ録音に最適ですね。
ファンタム電源を供給できるオーディオインターフェースを持ってるのであれば、こちらを選択すると良いです。
打ち込みだけでなく生演奏を入れることで自作曲のクオリティもグッと上がりますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
6000円でこのクオリティって、すごくない?
ほんと、最近の商品のコスパの良さはやばいよ…。中国メーカーの品質がどんどん上がっているね。
ご自分の求める使い方に合わせて、購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
以下商品リンクです。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました!
FIFINEって最近Amazonでよく見かけるメーカーだな。